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尾上医院皮膚科内科
尼崎市大島1丁目1番1号
TEL 06-6417-7046
しっしん

●湿疹 皮膚の表面に刺激が加わると、軽いむくみを伴った赤い発疹(紅班)となり、それがぶつぶつ(丘疹)となり、水ぶくれ(水疱)になったりします。
そしてさらに化膿(膿疱)したり、かさぶた(痂皮)が出来たりします。
このような急性症状を急性湿疹と言います。
湿疹が再発を繰り返していると、皮膚が乾燥し厚ぼったくなって硬くなってきます。このような状態を慢性湿疹と言います。
急性湿疹は軟膏、内服薬の治療を行うことにより、速やかに改善しますが、慢性湿疹の場合はアレルギー、免疫機能、身体状態、精神状態、ストレスなどで左右されるため、検査をして原因を調べていきます。

  接触性皮膚炎: 皮膚に接触した色々な物の刺激や、それに対するアレルギー反応が原因で発生した湿疹のことです。通称かぶれと言われているものです。
化粧品、植物、金属、衣類、などが原因となります。外用薬やバンソウコウによるかぶれもありますので、注意が必要です。
治療はステロイド剤の外用、抗アレルギー剤の内服を行います。原因がはっきり特定出来る場合はその原因物質を出来るだけ回避することが重要です。                                                                                      脂漏性湿疹: 脂漏部位(頭、顔、胸、背中)に好発する、皮脂分泌亢進が原因の湿疹のことです。皮脂が遊離脂肪酸に変化し、これが皮膚を刺激して皮膚炎を生じます。
赤い斑状の皮疹で、粉をふいたような状態が多いです。頭部では、ふけの原因となり、ひどくなると脱毛が起こります。
脂漏性湿疹は再発しやすく、治療が数年にわたることもありますので、気長に治療を続けてください。 治療

1.抗真菌剤の軟膏、ローションを使用します。(最近、カビが原因と言われてきています。)
2.ステロイド剤の外用、抗アレルギー剤の内服を行います。
3.皮脂の分泌を抑えるため、ビタミン剤の内服を行います。

注意点

1.脂漏性湿疹用のシャンプー、石鹸で、洗髪、洗顔、入浴を励行し、皮膚を清潔に保ちます。
2.食事のコントロール(脂質、過度の脂分の多いものと糖分、刺激物を控える)。
3.ストレス、睡眠不足の無い規則正しい生活を心がける