●咽喉頭異常感症 咽喉頭異常感症:のどに何かが引っかかる感覚は意外と多いですが、検査(内視鏡によるのどの観察、バリウムによる診断など)をして腫瘍などが完全に否定された場合をいいます。
いわゆる神経過敏状態なので、ほとんど心配ありません。鼻水や痰、のどの乾燥、見えないような炎症などがその原因ですが、逆流性食道炎による胃酸の逆流によりのどが持続的に刺激され炎症がおこっている場合もありますので
耳鼻咽喉科を受診しましょう。
●逆流性食道炎 胃から分泌される胃酸が逆流するため食道から咽頭の粘膜を刺激し炎症がおこっている状態です。 ファイバーで咽頭粘膜(特に披裂部)の発赤の状態と問診で診断します。 (治療)胃酸をおさえるPPIや非ステロイド系の抗炎症剤にて治療 していきます。
●喉頭アレルギー 花粉症の方やアトピー素因がある方に起こりやすい病態です。ファイバーにて咽頭粘膜の蒼白浮腫所見があることもあります。耳鼻咽喉科を受診して治療しましょう。
喉頭癌はほとんどがタバコによるものですので、
喫煙者の場合、特に注意が必要です。
●咽頭癌 まれに咽頭癌があります。のどは上咽頭、中咽頭、下咽頭と分かれていますが、その場所に応じた症状が出てきます。
耳鼻咽喉科医による内視鏡での観察と生検が必要です。