尾上医院 耳鼻咽喉科     
難聴を生じうる疾患

尼崎市大島1-1-1
尾上医院耳鼻咽喉科

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突発性難聴
突然、聴こえが悪くなる病気です。通常は片側の耳の塞がった感じで気が付くことが多いようです。内耳にある聴こえの神経の障害で起こりますが、原因はまだ よくわかっていません。

めまいを伴うこともあります。なるべく早く治療を開始した方が回復する可能性が高いと言われています。発症後長期間放置すると回復が困難になる可能性が高いのですぐに耳鼻咽喉科を受診することをおすすめします。

聴力検査を行い障害の程度を調べ、聴こえの神経を改善するため、ステロイドの点滴を行います。 症状によっては入院が必要になる場合がありますので早めに耳鼻咽喉科を受診しましょう。


老人性難聴

聴こえの神経の機能低下です。年齢と共に高音部の聴力が落ちてきて、だんだん聞こえが悪くなります。耳鳴りを伴うことが多いです。音の認識力も低下してく るため、音は聞こえるが話の内容が分からないという事が起きてきます。年齢変化であるため聴こえの神経を回復するのは困難です。

日常生活に不自由が出てくれば補聴器の適応となります。目が悪ければ、誰でも眼鏡をかけるように、聴こえが悪い時は補聴器を使用した方が日常生活を快適に送れます。

補聴器は耳鼻 咽喉科で診察を受けて、自分にあったものを作成するのが良いと思います。高いものから安いものまでいろいろありますので、一度耳鼻咽喉科にご相談ください。   

                                                 

メニエール病

片側の耳の塞がった感じで気が付くことが多く、‘ボー’という耳鳴がしてから回転性のめまいが起こります。

内耳の中にあるリンパ液の流れが悪くなる事によ内耳にむくみが出て起こると言われています。

原因は不明ですがストレス、ウイルス感染などが考えられています。聴力検査にて低音部難聴を認めますが、耳が詰まっている感じのみ で、

聴こえが悪いと自覚する事はあまり無いようです。治療は、むくみを抑える利尿剤と循環改善薬を内服します。

それでも改善が無い場合はステロイド剤を使用することも あります。
この病気の特徴の一つに繰り返し再発するというのがあります。治療をして改善したとしても、また聴力低下を繰り返すのです。このような発作を繰り返すうちに徐々に聴力が低下していくという危険性があるため、毎回、きちんと耳鼻咽喉科で検査と治療を行うことが重要です。   

1)難聴・耳鳴・耳閉感などを伴うめまい発作

  難聴は変動、音に敏感(補充現象=内耳性)、

  初期には低音障害型難聴が多い。

2)めまい発作は誘因なく、激しい回転性めまいで、

  悪心・嘔吐を伴い、反復する。

3)めまい持続時間は1?6時間

4)意識障害・麻痺など中枢神経症状を伴わない。

5)発作間欠期には、何の症状もない。   

以上がメニエール病の特徴であり、すべてのめまいがメニエール病というわけではありません。

騒音性難聴
騒音の大きな職場、ヘッドホンステレオの使い過ぎ、などの環境が長く続くと、聴こえの神経の障害が進行し、耳の聴こえはだんだん悪くなります。高い音の一 部が聴こえにくくなりますが、耳鳴で気付くことが多いです。一度障害を受けた聴こえの神経を回復するのは困難ですので、環境を改善し、予防することが大事 です。

 

●聴神経腫瘍    

難聴(一側性進行性感音難聴)、耳鳴、めまいのいずれかが症状として現れます。

→腫瘍増大すると、他の脳神経症状である小脳症状、脳幹圧迫症状が現れます。


右AT

 







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