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水虫
診断は、皮膚の角質を剥がし取って、その中に白癬菌がいるかどうかを顕微鏡で確認します。一回の検査では検出されないことも多いため、何回か検査をすることがあります。
治療は抗真菌剤の外用、もしくは内服にて行います。外用薬のみで治癒しない場合は内服薬を併用します。角質増殖型などは外用薬の吸収が悪いため、内服薬を 併用します。抗真菌剤の内服薬を長期に使用すると、まれに肝臓の機能が悪くなることがありますので、治療中は定期的に血液検査で肝臓の機能をチェックしま す。外用薬ではかぶれを起こすことがあるので、その場合はすぐに主治医に相談して下さい。
水虫を根本的に治療するにはとても時間がかかります。一見治った様に見えても、白癬菌は角質の奥に潜んでいるので6か月〜1年間かけて気長に治療する事が 重要です。また、せっかく治っても、白癬菌のいる場所に行くとまた感染する可能性があるため、汚染部に直に接触しない、付いた汚染をしっかり洗い流すなど の注意が必要です。特に家族の場合、全員がしっかりと治す必要があります。