●メニエール病
片側の耳の塞がった感じで気が付くことが多く、‘ボー’という耳鳴がしてから回転性のめまいが起こります。
内耳の中にあるリンパ液の流れが悪くなる事によ内耳にむくみが出て起こる(内リンパ水腫)と言われています。
原因は不明ですがストレス、ウイルス感染などが考えられています。聴力検査にて低音部難聴を認めますが、耳が詰まっている感じのみ
で、
聴こえが悪いと自覚する事はあまり無いようです。治療は、むくみを抑える利尿剤と循環改善薬を内服します。
それでも改善が無い場合はステロイド剤を使用することも
あります。
この病気の特徴の一つに繰り返し再発するというのがあります。治療をして改善したとしても、また聴力低下を繰り返すのです。このような発作を繰り返すうちに徐々に聴力が低下していくという危険性があるため、毎回、きちんと耳鼻咽喉科で検査と治療を行うことが重要です。
1)難聴・耳鳴・耳閉感などを伴うめまい発作
難聴は変動、音に敏感(補充現象=内耳性)、
初期には低音障害型難聴が多い。
2)めまい発作は誘因なく、激しい回転性めまいで、
悪心・嘔吐を伴い、反復する。
3)めまい持続時間は1?6時間
4)意識障害・麻痺など中枢神経症状を伴わない。
5)発作間欠期には、何の症状もない。
以上がメニエール病の特徴であり、すべてのめまいがメニエール病というわけではありません。

正常 内リンパ水腫
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