子供に多い耳鼻科疾患

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尾上医院耳鼻咽喉科
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急性中耳炎                   

  
風邪をひいた後に小さなお子さんであれば耳をさわったり、耳の痛みを訴えたりした場合中耳炎が考えられます。風邪がなおっても耳だれが続くお子さんもいると思います。

中学生、高校生ぐらいになると風邪をひくと中耳炎になる方は少ないです。
子供は大人と違って耳と鼻をつなぐ耳管という管が短く、直線的です。鼻かぜをひくと炎症がすぐに耳に波及してしまいます。(下図)また鼻をかむ事ができずにすすってしまい、耳に直接炎症が波及するため中耳炎を繰り返してしまう原因にもなります。

(大人とこどもの耳管の違い)

副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎が原因となって中耳炎を繰り返している可能性もあります。
何度もくりかえすのはかわいそうですし、放置しておくと聞こえが悪くなる可能性もありますので耳鼻咽喉科を受診し鼻に病気はないか、鼓膜の状態はどうかを診断してもらい、できるだけ短期間でなおしてもらいましょう。
また成長して耳管機能が成熟すれば繰り返す事も少なくなってきますので、その都度きちっと治しておけば大きな心配はいりません。


ふくびくうえん

鼻づまりや黄色、黄緑色の鼻汁がでていれば副鼻腔炎が疑われます。両頬の奥にある上顎洞に炎症がおこっていたり、うみがたまってる事があります。レンドゲンで白くうつります。
副鼻腔炎の状態で鼻すすりを繰り返していれば中耳炎になる可能性が高くなりますし、鼻汁がのどに落ちるため、熱もないのに咳が止まらない状態にもなる可能性があります。
保育園や幼稚園で菌をもらってきて何度もくりかえしているお子さんもおられます。耳鼻咽喉科を受診して早期に治してもらいましょう。
 
副鼻腔炎治療前            治療後

治療後、両頬奥にある上顎洞のうみがなくなり黒くなっている。(4歳女児)
                                                                     

アレルギー性鼻炎
水様性の鼻水が出てくしゃみ、鼻づまりを繰り返していればアレルギー性鼻炎を疑います。鼻水を取って顕微鏡で好酸球の存在を調べたり、血液検査でアレルギー反応の物質を調べたりして診断します。
現在の治療ではアレルギーを完全に治すような治療はなく、おさえるしかないのが現状ですが放置しておけば中耳炎の原因にもなりかねませんし、口呼吸をするためいびきがひどかったり、鼻づまりがひどいと集中力もなくなります。耳鼻咽喉科を受診して鼻づまりをきちっとコントロールしてあげることが重要です。
また多くは中学生ぐらいになると二次性徴期を迎え体の中からステロイドホルモンが分泌されるため体質が変わりアレルギー症状が改善される事もありますので、あせらずにまず症状を軽減してあげましょう。

 
 



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